冴えない彼女の育てかたFine感想

冴えない彼女の育てかたFineの感想です。

000-030分:メインヒロインルート製作編1

Icy tail初のワンマンライブ

Icy tail初のワンマンライブ。

そこには新旧blessing softwareが集合する。

 

開幕は、icy tail初のワンマンライブから。

原作小説ではGS2エピローグかな。

この作品は、心情描写が丁寧なので、

独立で見せ場になるイベントが少ないんですよね。

このシーンは、単独で面白い場面なので、

大変素晴らしい掴みでした。

 

このシーンにおいて、最も重要なのは、

詩羽先輩が、倫也と恵のこれまでとは違う距離感に

気付くところだと思います。

これが後半の選択に繋がって行きます。

 

恵ルート製作

サブヒロインルートを書き上げた倫也。

いよいよメインヒロインルート執筆を開始するが、

巡璃が主人公を意識するイベント(巡璃15)で筆が止まってしまう。

倫也は、恵との本読みを通じて、スランプを脱出する。

最後に倫也は、恵を誕生日デート(09/23)に誘うが…

 

原作では11巻の内容ですね。

予想通り、09-10巻は省略されました。

アニメ版では、恵と英梨々の仲違いが

致命的ではなかったので…

 

これらの小説では、

劇場版では省略されていた、

サブヒロインルート製作が描かれます。

 

09巻において、

倫也は、恵と英梨々を仲直りさせるため、

冴えない彼女の育てかた(英梨々ルート)を執筆します。

 

10巻において、

倫也は、朱音に心を折られてしまった詩羽先輩を励ますため、

冴えない彼女の育てかた(詩羽先輩ルート)を執筆します。

 

劇場版は大変良かったですが、

小説版も素晴らしいのでぜひ(ダイマ)。

 

 

ひたすら恵ちゃんが可愛かった…

Skype越しにダメ出しをするシーン、

駅のホームで恋人繋ぎをするシーン、

私はずっとこのままが良いと言うシーン、

誕生日デートに誘われて喜ぶシーン、

全てが可愛かったです。生きてて良かった。

 

小説版も素晴…(略)

 

030-060分:フィールズクロニクル製作編

脳梗塞で倒れる朱音

朱音が脳梗塞で倒れます。

倫也の元に電話が掛かり、デートはキャンセルに。

倫也は、フィールズクロニクル製作の現状を理解し、

blessing softwareの活動休止を告げる。

 

原作小説12巻の内容。

恵が望まない"転"が訪れる。

 

倫也は、英梨々と詩羽先輩を助けるために、

blessing softwareの活動を休止し、

フィールズクロニクルチームに参加する。

 

それを聞いた恵は、

私はあなたのメインヒロインにはなれないよと呟く。

 

フィールズクロニクル製作編

倫也は、マルズと交渉を行い、

マスターアップまで2週間の猶予を勝ち取る。

倫也は、英梨々・詩羽先輩と共に

フィールズクロニクルの製作に取り組む。

それと共に、自分がどれほど恵が好きかをメールで伝える。

(この辺りは、時系列が複雑に入れ替わるので注意)

 

原作小説では、12巻・GS3。

この場面では、重要なシーンが2つあります。

1. 詩羽先輩が倫也の気持ちを知るシーン

2. 英梨々が倫也の前でも絵が描けることを理解するシーン

 

1. 詩羽先輩が倫也の気持ちを知るシーン

倫也は、フィールズクロニクル製作の傍ら、

恵にメールで想いを伝えていた。

ある日、詩羽先輩はそのメールを見てしまう。

詩羽先輩は、倫也が好きなのは、詩羽でも英梨々でもなく、

加藤恵であることを改めて実感する。

 

このシーン、本当に良かった。

詩羽先輩は、icy tailのライブとこの場面との遭遇により、

倫也を諦める選択肢を選ばざるを得なくなった。

 

 

2. 英梨々が倫也の前でも絵が描けることを理解するシーン

これまで英梨々は、倫也を好きが故に、

倫也の前では、"柏木エリ"になれなかった。

 

そんな英梨々が、倫也の前でも絵を描けるようになった。

すなわち、この時点で英梨々は倫也のことを諦めている。

 

この部分は、小説をちゃんと読んでいないと難しいと思いました。

小説版では、詩羽先輩が英梨々に倫也を諦めさせるシーンがあります。

この場面は、屈指の名シーンなので、是非GS3を読んで欲しいです。

 

ちなみにこの際、詩羽先輩は、

倫也と英梨々が失恋する作品、

「世界で一番大切な、私のものじゃない君へ」

の企画書を英梨々に見せます。

 

060-090分:2度目の冬コミ

blessing softwareを守る出海と美智留

恵は、倫也脱退により、作業を止めてしまう。

出海と美智留は、そんな恵を励ます。

原作小説GS3。

 

ちゃんと覚えていない…

いやまだ1回しか見てないんですよ…

げ、原作小説では、出海+美智留+詩羽先輩(オンライン参加)で、

恵ちゃんを励ます?

 

恵ちゃんの

「倫也くんは、私のものなんだから」

が聞けて良かった。GS3も。

 

blessing softwareに戻る倫也

倫也は、フィールズクロニクル製作を終え、

blessing softwareに戻ってくる。

そこに待っていたのは、恵だった。

2人はお互いの気持ちをぶつける。

原作小説13巻。

 

倫也は、ついに恵に告白する。

恵ちゃんは「合格だよ」と告げる。

2人はキスしようとするが、タイミングがずれる。

そこで恵ちゃんは、自分から積極的にキスを求める。

 

いやー生きてて良かった。

終始ニヤニヤしていました。

この映画は1人で見た方が良いと思います。

この感想を読んでる時点で、既に手遅れな方もいると思いますが。

 

ちなみに、恵ちゃんの「合格だよ」は、

アニメ版03話のシーンにおける「合格かな?」の引用かな。

 

090-120分:エピローグ

別れを告げる英梨々

倫也は、恵と付き合い始めたことを英梨々に告げる。

また倫也は、これまでのことを英梨々に謝る。

原作小説13巻。

 

控えめに言って神でした。

原作小説の挿絵も素晴らしい。

 

ちなみに13巻では、

詩羽先輩との別れも描かれる。

このシーンも素晴らしいので、

とりあえず小説版を読んで欲しい。

 

 

2度目の冬コミ

倫也は、恵と共に2度目の冬コミへ向かう。

そして…

 

エピローグ1

倫也と恵が付き合ってN年…

クリエイターになれなかった倫也は、

恵とすれ違う毎日を過ごしていた。

ある日、恵は倫也に別れを告げる…

という詩羽先輩の企画書。

 

WHITE ALBUM2っぽくて最高でした。

というか、エンディング後にこれなので混乱した。

本当に丸戸先生はこういう展開好きだよな…

(勿論、私も大好きです…)

 

エピローグ2

倫也と恵が付き合ってN年…

ついに起業した倫也達は、

柏木エリ・霞詩子と共に新作の打ち合わせを行う。

 

生きてて良かった。

まさか原作小説の続きが見れると思っていなかった。

しかも問答無用のハッピーエンド。

まるでcherry blessingで倫也が追加したルートのような。

 

同棲している倫也と恵。

ちなみに、隣がblessing softwareのoffice。

そこに全blessing softwareが集結する。

登場人物全員がそれぞれの夢を叶え、

これからもクリエイターとして生きてゆく様子が描かれる。

 

まとめ

控え目に言って神映画でした。

この2年間、この映画のためだけに生きてきました。

本当に生きてて良かったです(4回目)。

とりあえず次の春には、東京在住の予定なので、

聖地の坂道で恵ちゃんを探します。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。