冴えない彼女の育てかた8巻感想

冴えない彼女の育てかた8巻の

感想・考察・パロディをまとめました。

あらすじ

新学期を目前に控えたあの日、

かつての「blessing software」は終わりを告げた。

そして新学期、俺たちは新たなメンバーを迎え、

新作ゲーム制作のため、再び走り出そうとしてー。

だが、まだ手探りなまま始動した新体制に、

少しずつ、しかし致命的なほころびが見えはじめてしまい…!?

 

プロローグ

4月上旬。

新生「blessing software」の結成会。

 

だいたい湯気や謎の光などという

安易な手を使わずにギリギリを表現しようとしている、

尊敬に値する職人たちもいるというのに十把一絡げにしないて欲しい…

冴えない彼女の育てかたbの8話。

湯気や謎の光を使わない、最高のお風呂シーンでした。

 

 

「要するにあの2人って加藤ちゃんが追い出したんでしょ?

 正妻の制裁ってゆうか〜、あっはははは〜」

正妻の制裁。

 

第1章 あらすじ紹介文の時点ではここまでしか出来てませんでした

同じクラスになった倫也くんと英梨々ちゃん。

2人は、お互いの近況を報告し合う。

しかし、英梨々ちゃんと恵ちゃんは未だに和解出来ないままで…

 

第2章 たとえ出番が少なくたって、十分目立ってますよね?ね!

詩羽先輩は、校門前で倫也くんを待っていた。

2人は、お互いの近況を報告し合う。

 

「どうしてすぐ来ないのよ?

 慌てて駆け寄ってきて

 『よっ、待った?』なんてフランクに呼びかけてきてくれれば

 『ううん、全然、きゃぴっ♪』なんて答えながら

 腕を組んでイチャイチャ歩き出すのに」

丸戸史明の定番ネタ。

彼の作品には必ずこのネタが使用される。

 

「そういえば加藤さんには包み隠さず話した?

「何を?」

「私があなたの、初めての女になったこと……」

「ぶっ!?」

相変わらずの詩羽先輩。

この伏線は10巻で回収される。

 

「ああ今すぐ彼女にプギャーって言いたい…… 

 そうだわ、電話なら言えることってあるわよね。

 声だけなら伝えられる気持ちってあるわよね」

丸戸史明 18禁ゲームWHITE ALBUM2

メインヒロイン「冬馬かずさ」の台詞

 

第3章 かつてここまでお泊まりイベントに危機感のない作品が

倫也くんの家で打ち合わせを行う倫也くんと恵ちゃん。

恵ちゃんは、サークルのスケジュールを心配する。

倫也くんは、サークルメンバーの、誰もが幸せになれる未来を模索する。

 

「どうしてシナリオの方はちゃんと名前を出してるのに、

 原画の方は、"原画の方"なんだ?」

「………………………………………ちょっとした言い間違いだよ。

 他意はないよ」

恵ちゃんは英梨々ちゃんと仲違いしたまま。

彼女の達の仲直りは、GS2を参照。

 

「でも、俺にもいつかはわかるときが……

 同じことをするときが、来るかもしれない」

12巻への伏線。

 

「でもさ、たかがゲームじゃん」

だから俺は、そんな加藤の想いに報いたい。

「それに、たかがバンドじゃん」

だからこそ、一緒に、そしてゆっくりと考えていきたい。

「たかが勉強じゃん。たかが進路じゃん。たかが、人生じゃん……」

俺たちのサークルメンバーの、誰もが幸せになれる未来を。

倫也くんの名言。この台詞、好きです。

 

第4章 遅れてきたメインヒロイン候補

倫也くんは、出海ちゃんの家を訪れる。

そこで倫也くんは、新たな原画家と打ち合わせを行う。

そして新たなメンバーの勧誘を行う。

 

「あれぇ倫也君?どうしたのかな〜こんなところで?

 もしかして、出海といい雰囲気になってイザって時に、

 やっぱり3次元相手だとどうしようもなくて、

 そそくさと逃げ出して来たとか〜?」

第4章 遅れてきたメインヒロイン候補の

メインヒロインは勿論、伊織のことですよね。

伊織が女の子だったら、恵ちゃんでさえも勝ち目が無い気がする。

 

なお、そのとき画面に映っていた某自転車アニメでは、

ちょうど山岳リザルトを巡ってライバル同士の3年生2人が

激闘しているところだった。

渡辺航 漫画「弱虫ペダル

 

などと憎まれ口を叩きつつも、

俺は先ほど出海ちゃんに見せた紙束を、

今度はその兄へと"計画通りに"手渡す。

倫也くんは、出海ちゃんは勿論、伊織をサークルへ勧誘する。

というか好感度的には伊織>出海ちゃんなんだよなぁ……

この時点での、倫也くんのヒロインに対する好感度は、

恵ちゃん(=伊織)>英梨々ちゃん>詩羽先輩>美智留ちゃん>出海ちゃんかな。

出海ちゃんェ……

 

第5章 そして駄犬は友に挑めず

倫也くんは、プロット作成を進める。

そんな中、英梨々ちゃんから電話が掛かって来る。

2人は、お互いの近況報告を行うその3。

 

だって、俺は今でも、こいつをずっと恨んでる。

そしてこれからも、ずっと拘っていくんだろう。

6巻で本当の仲直りを果たした倫也くんと英梨々ちゃん。

しかし、7巻で2人は再び仲違いしてしまう。

それでも倫也くんは、英梨々ちゃんを大切に思っている。

 

第6章 サブライターがメインに昇格した2作目って大抵(ry

倫也くんは、伊織をblessing softwareに勧誘する。

しかし、伊織はその申し出を断る。

 

 

第7章 正解前にCMに入る番組ってムカつくよね

伊織をblessing softwareに引き込む為に、

倫也くんと恵ちゃんはプロットの見直しを行う。

その中で2人は、メインヒロインが飛び抜けていないことに気付く。

 

「ところで加藤、お前さ、

 あの時どうして朝早くからにあんなとこにいたんだ?

 お前んちから全然遠いだろ?」

「さあ、もう覚えてないけど……」

なんて褒めたらこれだよ。

読者の長年の疑問をそんな簡単にスルーすんなよ……

読者の長年の疑問。

恵ちゃん関係でまだ回収されていない伏線は、

・1巻:何故あの時、恵ちゃんがあの場所にいたのか。

・7巻:どのようにしてあの時、恵ちゃんは立ち直ったのか。

とかかな。この辺りは最終巻で描かれると嬉しいです。

 

第8章 対して意味もなく時系列をいじるのっていい作品とは言えないよね

倫也くんと恵ちゃんは、

プロット修正の為、2人で再び六天馬モールを訪れる。

次の日、2人は修正したプロットを手に再び伊織を勧誘する。

それを見た伊織は、blessing softwareへ加入する。

 

「お、お前……っ」

だから俺は、こいつの、そんな緊張感のない行いに……激した。

「誰推しだよっ!?」

「そうだなぁ、僕はやっぱり……

 いやそれより倫也君、この作品はメインヒロインの定義が難しい……」

「そこなんだよ!

 1巻じゃ、出てきた3ヒロインのうち誰がメインとも断定できない!」

冴えない彼女の育てかたかな?

 

「デートしよう」

「え……」

「デート、してみよう?俺たち」

2巻と同じ台詞。そして行き先も同じ。

 

「あ、そういえば今から友達と出かけるって言ったら、

 お母さんがお饅頭くれたけど、食べる?」

「いいや今は胸がいっぱいで!」

玄関口で普通に母娘仲良く会話してた!家庭崩壊してなかった!

家庭崩壊してなかった加藤家。

1巻の記事で書いたように、

それなら、1巻の時点で恵ちゃんの倫也くんに対する好感度が凄く高いことに。

 

「そんなに混んでないし、

 ジェットコースターもあるし、メリーゴーランドが止まらないし、

 デートイベントのネタ集めにはこれ以上はない場所だよね」

アニメ「冴えない彼女の育てかた

ED 沢井美空「カラフル」の歌詞

 

「走るなよ?」

「安芸くんが走らなければ大丈夫だよ」

「転ぶなよ?」

「安芸くんが道を切り開いてくれれば大丈夫だよ」

「あと……離すなよ?」

「……安芸くんが、しっかり握ってくれてれば、大丈夫、だよ?」

恵ちゃん可愛過ぎ問題。

第2部の恵ちゃんは、第1部以上に冴えていて、最高です。

 

「まぁ、前までの流れを引き継ぐならコンタクトなんだろうけど……

 それとも思い切ってイメチェンってことで、チェーンにでもしようか?

 あとレザージャケットとか、あ、鼻ピアスつけた主人公ってのも

 斬新でいいかも。ね、どうかなシナリオライターさん?」

「どんな彼氏を育てようとしてんだよメインヒロイン!?」

冴えない彼氏の育てかた。

 

「あ、星見つけた。宵の明星かな?」

「うん、今のセリフは実に昭和的なノスタルジックに満ちてていいな。

 サンプル台詞としていただこう」

「え、今の、そんなに30禁っぽかった?」

丸戸先生笑。

 

「ね、安芸くん……ううん、倫也くん」

恵ちゃんは、ここから倫也くんと呼び始める。

そして倫也くんも、ここから恵ちゃんと呼び始める。

長いので省略しますが、この章は8巻屈指の名シーン。

 

エピローグ

倫也くんは、英梨々ちゃんと恵ちゃんの仲直りの場を設けようとする。

そんな中、FC最新作のキービジュアルが公開される。

そのあまりの完成度の高さにblessing softwareメンバーは……

 

そして次に出てきたのは、

いかにもメインヒロインっぽい、金髪ロングのキャラクター。

英梨々ちゃんと詩羽先輩を足して2で割ったんやろなあ……

 

まとめ

はい。第2部開始の8巻となりました。

恵ちゃんの2週目とも捉えられるのかな。

 

8巻では、新生blessing softwareのゲーム製作とFC組のゲーム製作が描かれました。

これらを結んでいるのが、恵ちゃんと英梨々ちゃんの仲違いですね。

 

blessing software側では、プロット完成の為に、再びデートする倫也くんと恵ちゃん。

第2部の恵ちゃん本当に可愛い。圧倒的なメインヒロイン力ですね。

その結果、伊織をblessing softwareに勧誘することに成功します。

 

FC側では、英梨々ちゃんと詩羽先輩の近況が描かれます。

そして公開されるキービジュアル。

そのあまりの完成度の高さに恵ちゃんは英梨々ちゃんへの苛立ちを覚えます。

 

8巻では、新メンバーの出海ちゃんや伊織の活躍、

そして旧メンバーの英梨々ちゃんや詩羽先輩も出番もあり良かったです。

9巻へ続く。