冴えない彼女の育てかた4巻感想

冴えない彼女の育てかた4巻の

感想・考察・パロディをまとめました。

あらすじ

詩羽先輩に続き原画担当の英梨々の作業も順調に進み、

順風満帆に思えた同人ゲーム製作。だが、意外な落とし穴が…。

「って、結局絵とシナリオ以外は

 何も進んでないってことじゃないの! BGMとかどうすんのよ?」

悩む俺に追い討ちをかけるように、

突然家出中の従姉妹・美智留が転がり込んでくる。

男と同居していることなんて頭の隅にもないような

無防備な美智留に振り回される俺だったが、

彼女の奏でるギターの旋律に心を奪われてしまいー。

「一緒に、最強のギャルゲーを作らないか?」

「…は?」

ここに、非オタクのバンド少女と俺の"戦い"が幕を開ける!!

 

プロローグ

9月下旬。

いつも通りの視聴覚室。

 

「男の子って、1度はRPGツ◯ールにハマるものじゃないのかしら?」

KADOKAWA 「RPGツクール

 

そう、男の子たるもの、1度は

『◯ープス◯ーティー』や『ゆ◯にっき』なんかに触発され、

あの有名ゲーム製作ソフトに手を出すところまでは既定路線だ。

チームグリグリ 「コープスパーティー

ききやま 「ゆめにっき」

 

「ま、かなり読ませるシナリオを

 書いてるつもりだから演出は不要だと思うけど」

5巻への伏線になっている。

 

第1章 ラブコメだったら1冊に1度はお風呂シーン入れましょうよ

美智留ちゃんが倫也くんの家に家出してくる。

タイトルの通り、お風呂イベントが発生する。

 

何しろこいつは、昔からバレーだの演劇だのバスケだの、

すぐに色々な部活動にハマっては半年も経たずに投げ出すという、

1クール毎に嫁を替えるアニメファンといい勝負の飽きっぽさを

誇っていたから。

ほんと、すみません…

 

「でさ、先週学園祭だったんだけど、

 その時のライブがすっごい盛り上がってさ……

 もう、伝説のステージとかみんなに呼ばれちゃってたりして!」

「女子校で良かったな……

 共学なら男女関係のもつれで崩壊してるぞ、そのバンド」

丸戸史明 18禁ゲームWHITE ALBUM2

 

第2章 そういえば、イトコ同士って結(ry

視聴覚室でサークル活動を行うblessing software。

活動中、美智留ちゃんからのメールを恵ちゃんに見られてしまう。

倫也くんは、サークルメンバーから美智留ちゃんについて追求される。

 

「あ、そっか、そういえば昔1度だけ聞いたかも。ごめん安芸くん」

「もう、頼むぜ加藤、ちゃんと空気を読んで……」

「ちなみにわたし、先月誕生日だったけど」

「ごめんなさい許してください今度フォローしますから!」

加藤恵、9月23日生まれ……

今思い出した。そしてもう2度と忘れる訳にはいかない。

倫也くんは、このタイミングで恵ちゃんの誕生日を覚える。

この伏線は11巻で回収されるが……

 

「同い年のイトコってさ、

 あまりにも頑強な恋人フラグだと思うんだけどどうかな?」

「加藤ぉぉぉぉ〜!?」

こいつ、あのときのこと覚えてやがった……

2巻35頁を参照。 

 

第3章 いいか?先読みするなよ?ちゃんとラストで驚けよ?

美智留ちゃんと家出について話す倫也くん。

美智留ちゃんは、倫也くんがお風呂に入ってる隙にギターを演奏する。

その演奏を聞いた倫也くんは、美智留ちゃんをblessing softwareに勧誘する。

 

「……もうギャルゲー業界に未来はないって聞いたけど?」

「そんなことないもんっ!」

私もこの業界には10年以上お世話になりました。

しかし、近年は特にユーザー数の少なさから売り上げが伸びず、

著名な作家さん達がアニメ・ラノベ業界に流れています。

それにより、さらに売り上げが落ちるという悪循環。悲しい。

 

「俺と一緒に、最強のギャルゲーを作らないか?」

「…………は?」

はい。

 

第4章 1週間でスクリプト習得とかないから

倫也くんの家で活動を行うblessing software。

blessing softwareメンバーは、美智留ちゃんと会うことになる。

 

桜と孤島、夕暮れとひぐらし、海岸と鳥、雪と大木、思い出と交通事故…

いや最後のはともかく、かつての名作のシーンが次から次へと、

それもギターソロだけでなくオルゴールアレンジまで織り込み済みで

蘇ってくる。

桜と孤島:Circus 18禁ゲームD.C.〜ダ・カーポ〜

夕暮れとひぐらし竜騎士07 同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に

海岸と鳥:KEY 18禁ゲームAIR

雪と大木:Frontwing 18禁ゲームゆきうた

思い出と交通事故:age 18禁ゲーム君が望む永遠

 

第5章 背景使い回しはゲーム制作において必須の技術です

美智留ちゃんは、倫也くんにバンドのマネージャーを依頼する。

倫也くんは、blessing softwareがある為、引き受けられないと断る。

その際、美智留ちゃんはblessing softwareが歪んでいると指摘する。

2人は、お互いのサークルを守る為に勝負することを決意する。

 

「ん〜、やっぱないなぁ……」

倫也くんが買った、スクリプトの参考書が見つからない描写。

実は恵ちゃんが、参考書を借りている。

 

第6章 同じレーベルだとネタの貸し借りがしやすくていいよね

恵ちゃんは、英梨々ちゃん・詩羽先輩と協力し、ゲームの1シーンを完成させる。

それを見た倫也くんは、自分もサークルの為に出来ることを探す。

そして倫也くんは、美智留ちゃんのマネージャーを引き受ける。

 

「このシーン、やっぱり『巡璃_笑顔その1』にしようよ」

「どうして?普通、こんな場面で清々しい笑顔なんか……」

「見栄、張るよ……女の子なら、さ」

2巻で倫也くんに置き去りにされた時、

恵ちゃんが浮かべていた笑顔は、見栄を張っていたことを示している。

 

ついでに……近づけば近づくほど、安心できる。

倫也くんの恵ちゃんに対する評価。

改めて読み返すと、この辺りで勝負はついてるんだよなぁ。

 

俺に強引に引きずり込まれただけの、

単に暇だからサークルに参加しただけの、

いつもフラットにオタクと向き合っていたはずの、あの加藤だぞ?

恵ちゃんがここまで頑張る理由については、GS3で説明される。

 

でも、すぐに感想言いたい、話したい。

加藤の声、聞きたい。

わかる。

 

「あとほんのちょっとだけさり気なく、

 ほんのちょっとだけカッコいい台詞を言った方が

 印象いいと思うんだけどなぁ」

この部分は11巻への伏線になっている。

 

第7章 ちょ!?最終章で新キャラ3人とか

倫也くんは、icy tailのライブを企画する。

その際、icy tailの美智留以外のメンバーがオタクであることが発覚。

また、ライブ自体もオタク向けのライブであることが明かされる。

戸惑う美智留だったが、ライブは成功し、blessing softwareへ加入する。

 

そんな、とある街のビルの地下。

入り口の看板に『CLUB G-MINE』と掲げられた小さなライブハウス」

18禁ゲーム製作会社「戯画」。

戯画の18禁ゲームには名作が多い。

(パルフェこの青空に約束をー、BALDR FORCE、BALDR SKY等)

しかし、たまに大外れのゲーム、通称「戯画マイン」を生み出すことで有名。

 

『ねぇねぇ、今の曲、なに?』

『え?あ、ええと、ちょっと古いけど、「ジライヤーズ」のOPで……』

神坂一 ライトノベルスレイヤーズ

 

「美智留……お前の周りの世界は、

 お前が思うより、ちょっとだけオタクっぽいんだよ」

「全然ちょっとだけと違うわ!」

丸戸史明 18禁ゲーム「フォセット」

 

「……相変わらず無茶するわね倫理君」

久々に聞く詩羽先輩のツッコミが懐かしい。

なんか、俺が何をやらかしても

『もうしょうがないなぁ』と苦笑してくれそうで。

丸戸史明 18禁ゲームパルフェ

メインヒロイン「夏海里伽子

 

「ホント、それで女の子のコミュニティ崩壊させたら

 取り返しのつかない大悪人よ?」

久々に聞く英梨々の叱責が嬉しい。

なんか、味方が他に誰もいなくなっても、

1人だけさり気なく残っていてくれそうで。

丸戸史明 18禁ゲームWHITE ALBUM2

登場人物「飯塚武也」?

 

「後で地獄を……か」

「え?」

「ううん、なんでもないよ……えっと、英梨々、でいいんだよね?」

「……ん、ありがと、恵」

お互いに名前で呼び始める英梨々ちゃんと恵ちゃん。

後で地獄を……は7巻への伏線になっている。

 

エピローグ

倫也くんの家でアニメを見させられる美智留ちゃん。

町田さんと新作について打ち合わせを行う詩羽先輩。 

 

「そのつもりだけど、

 まだ、その、ちょっと……直しとか、微調整とか」

『……ね、ねぇ、あなたまさか』

「なに?」

『もしかして、"また"やらかすつもりなの?』

 

まとめ

4巻は美智留ちゃん回でした。

3巻に引き続き新キャラの美智留ちゃん登場。

予想通りというか前振り通り、音楽担当です。

 

4巻で好きなのは、やはり恵ちゃんがギャルゲーを作るところかな。

倫也くんの為に頑張る恵ちゃん、可愛いンゴねぇ……

2巻の従姉妹関係の伏線も良かったです。

 

5巻へ続く。